挑戦への想い

これは10年間、市民活動に取り組んできた私が「静岡市をより暮らしやすい街に変える」ための新たな挑戦です。

私は自身の直面した困難を踏まえ「これから同じ道を通る方々が暮らしやすくなるように」とひとり親支援団体を立ち上げ、食料配布会やワンストップ相談会など県内で初めてプラットフォームを作りました。そして自分たちだけで解決できないことは全国の仲間と政策提言を行ってきました。

同時に市民活動の中で出会った高校生や大学生に「生きづらさを抱えたら、声を上げよう。私たちの意識と行動を変えれば社会は良くなる。リーダーになろう」と声をかけてきましたが、まず、私がリーダーのひとりとなり、「足元の民主主義」を進めようと決意しました。

そこで、この挑戦をより多くの人に知ってもらうため、「チェンジングしずおかプロジェクト 」という名前をつけました

私のC(チェンジ)と市民の皆さまのC(チェンジ)を繋いで、より、暮らしやすいS(しずおか)を目指していきましょう。

▶(現状)
◎静岡市では6歳未満の子どものいる21,807世帯のうち約90%が核家族(※1)です。日常的にも緊急時も、どこにも頼れない層が15%(※2)いて、個人がなんとかしなければいけない状況にある。 
出典 ※1 令和2年国勢調査
※2 令和5年度 静岡市「子ども・子育て支援に関するニーズ調査」

(政策)  
▶子育て無料クーポンの発行(一時保育料、病児保育料の無償化)
▶認可外保育施設・幼稚園類似施設の保育料無償化

▶(現状)
◎浜松市では20年前に学校備品になっている「算数ボックス」は静岡市ではまだ個人購入になっており、経済的にも精神的にも保護者の負担がある。
◎静岡市内の小中の不登校児童生徒1,948人(R5年度調査)のうち、約40%(約800人)が公的・私的支援のいずれにも繋がっていない。子どもたちの学びの場を保障できるようにする。保護者も不安も解消する。

(政策)
▶個人購入の学校用品を見直し、学校備品化
▶不登校支援専門のワンストップ窓口設置(こども、保護者、教員)
▶不登校児の多様な学びの担保
▶不登校児のいる家庭への経済的支援

▶(現状)
◎若者、女性の転出が喫緊の課題だが、その背景には、地域社会、職場環境、家庭等に根強い性別役割意識がある。
(政策)
▶静岡市の人事にフェアネスの視点を導入
▶子どもの権利に関する条例への取り組み
▶主権者教育の推進
▶静岡市と企業連携で「奨学金返還支援」事業導入

▶(現状)
◎氷河期世代、高齢単身者、非正規で働く若者、障がいをもつ方、ひとり親家庭、外国にルーツを持つ家庭などの困難が認知されにくく、これからも増えていくことが予想される。
(政策)
▶中高年単身者の実態調査
▶8050問題を抱える世帯の全戸調査
▶ひとり親支援事業の運用改善
▶外国にルーツをもつ家庭支援


取材・表彰歴

2021年12月23日
静岡新聞
長引くコロナ禍 ひとり親家庭の困窮「子どもたちに食事だけは」
詳しくはこちら→
2022年7月28日
NHK
ひとり親支援同世代に発信 清水西高のグループ30日に講座
2022年10月4日
静岡新聞
静岡清水区の一人親世帯に置き配地元市民団体、生活物資届ける台風15号被災支援
2023年3月25日
朝日新聞
「男の子はお母さんに育てられる」 静岡県知事発言の裏にある問題は
詳しくはこちら→
2024年9月7日
静岡新聞
不登校の子がいるひとり親 働き方、家計への影響調査 支援団体が静岡市で今秋
詳しくはこちら→

令和5年度
政府による「第1回 こどもまんなかアワード」 を受賞しました

未来へつなぐ「応援団」部門
表彰種別 こども・若者活動奨励章 推薦自治体:静岡市

シングルペアレント101としてのこれまでの取り組みが評価されました。

挑戦者プロフィール

田中 しほ

生い立ち1974年 静岡葵区生まれ、育ち(就職氷河期世代)
2児のシングルマザー(高1、中3の思春期真っ只中の兄弟を子育て中)
学歴1980年 静岡市立中藁科保育園卒園
1986年 静岡市立中藁科小学校卒業
1989年 静岡市立藁科中学校卒業
1992年  静岡県立静岡西高等学校卒業
1996年  常葉学園大学外国語学部スペイン語学科卒業(中/高教員免許取得)
2022年 日本福祉大学 福祉経営学部 医療 福祉マネジメント学科卒業
職歴氷河期世代で29社に落ち、30社目でソニーミュージック・エンタテインメントのプロモーターに採用される。
その後、出版社、教育委員会、英語技術翻訳会社、大学生のキャリア支援財団、地域コミュニティ財団、生活困窮者支援団体、母子寡婦福祉団体など多様な仕事に携わる。
現在、個人事業主として、ひとり親支援に関わる仕事をしながら、教育系NPOでフルリモート勤務。
主催団体2014年~現在 シングルペアレント101
その他公益財団法人静岡県労働者福祉基金協会外部研究委員(2022年度―2023年度)
静岡市男女共同参画審議会委員(2021年3月~2025年1月末)
静岡市市民活動促進協議会委員(2021年7月~2025年1月末)

著 書

私たちの選択と決断

2015年9月/自費出版

静岡中部地区に住む離婚前後のひとり親26人分の聞き取り調査結果を「選択と決断」のヒントに!離婚のきっかけ、住まいの状況、就労状況、養育費状況データ等掲載。

『私たちの選択と決断』

2015年9月/自費出版

静岡中部地区に住む離婚前後のひとり親26人分の聞き取り調査結果を「選択と決断」のヒントに!離婚のきっかけ、住まいの状況、就労状況、養育費状況データ等掲載。

プレ・シングルマザー手帖 ―DV、女性問題、金銭問題…困難を乗り越えて、離婚と向き合うお母さんへ

2023年8月発行/issue+design books

別居・離婚後の「共同親権」を考える―子どもと同居親の視点から

2024年7月発行/明石書店

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皆様からの応援メッセージ

  • 村越玲子さん
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    私がしほさんに初めてお会いしたのは、ひとり親家庭のアンケート調査をしたいと私の職場に来て下さったことからでした。その時の印象は、とても感じが良く、社会…

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  • 渡嘉敷 唯之 さん(株式会社CoAct代表)
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    田中しほさんとは、2012年静岡市主催の人材養成塾で出会いました。当時からひとり親世帯の支援について考え、当事者の声を丁寧に聴き分析し、その声を広く社…

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  • 松下 光惠 さん(団体役員)
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    ビジネスプランコンテスト特別賞を受賞したばかりのしほさんが私を訪ねて来て下さったのが初めての出会いです。当時、私は市の人材養成事業を受託し長期講座を始…

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  • 小池 義治 さん(富士市議会議員)
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    しほさんのチャレンジ、私は全力で応援します。議員に必要な資質とは「社会課題に対して当事者意識を持って持続的に行動できる人」と思っていますが、しほさんこ…

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  • 菊地 夢来 さん(静岡大学2年生)
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    私がしほさんと初めて出会ったのは、高校3年生の頃、富士市でのNPO講演会でした。社会に届きにくい「ひとり親」の声をすくい上げ、支援へとつなげようとする…

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  • 小森 史靖 さん(静岡大学2年生)
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    ほしい未来を諦めてしまいたくなるような現実に、当事者意識と飽くなき追求心を持って立ち向かうみんなのしほさん。 抱いた違和感を決してほっとかずに言葉と行…

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  • Y.A.さん(弁護士)
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    田中さんは、社会的に弱い立場に置かれてきたシングルマザーを物心両面で支援してきた人です。発信力、行動力、信念の強さと美しさ、限りない優しさと愛情に、い…

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  • 大江戸 斬子さん
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    生活面、心理面でも何が必要かを考え、まなび模索しながら良くしようと頑張る田中さんを尊敬、応援しています!私も見習って頑張ります。

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  • 大津 京 さん(梨農家)
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    生まれて初めて、身近な方が政治家になるということで驚きましたが、話を聞いてみると、自分の生活に関わりのあること、これまで経験した困りごとだということを…

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